ももかめさんの独り言。

つれづれなるままに、いろんなものことの感想を記していきます。

「怒れるときは十度数えよ。」 by Thomas Jefferson

 

「怒れるときは十度数えよ。

怒り更に甚だしくば百度数えよ。」

 

Thomas Jefferson 第三代アメリカ合衆国大統領

 

 

1776年アメリカ独立宣言の主たる作成者であり、

アメリカ建国の父と呼ばれるThomas Jeffersonが残した名言。

 

かっとなったまま怒りをぶつけるのではなくて、

少し深呼吸して、落ち着いてから行動を起こしなさい、と。

 

誰でも知っている当たり前のこと。

でも、怒りに飲み込まれる人って多いから、

彼のようにじっと冷静になれることは素晴らしいこと。

ほんの少しづつでも見習いたいものです。

 

こんなかんじで、できるだけ毎日

心に残すべき言葉をつらつらと書くつもりです。

日めくりカレンダーの下にでも書いてある

今日の格言みたいなかんじですね。

 

 

日本語を使いさばく 名言名句の辞典

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絡まって生きるのはやめるの。 from「ありふれた風景画」

 

「あたし、こんなの嫌だから。何かに…男でも、女でも、お金でも、学歴でも、子どもでも、親でも…うん、何でもいいけどさ、何かに絡まって生きるの、もう嫌だから…母さんや、父さんみたいには、ならない」

 

「あたし、まだ何をやれるかなんてわかんないけど…でも絡まって生きるのはやめるの。そう、決めてるの」

 

あさのあつこ. (2009). ありふれた風景画. 文藝春秋. p149

 

主人公の一人、高遠瑠璃の大学生の姉、高遠綺羅のセリフ。

父は家庭の外に女を作り、過食の母からの愛を過剰に受けてきた彼女。

私は両親のようにはならないという決意をあらわす、強い言葉。

綺羅は誰もが振り返るような美貌を持ち、見かけにとても気を遣う女の子。

でもその内面は、強くて、まっすぐで、芯が通っている。

妹の瑠璃はこの言葉で、姉の”本当の姿”に気付かされる。

 

「ありふれた風景画」は、少二人のひかれあう少女が中心に描かれているが、

登場する人物それぞれのドラマが、そこに深みと彩を加える。

百合ものだとか恋愛ものだとか、そんな簡単にくくれない。

 

 

2017年、しっかりと地に足をつけて、自立して、自律して、

強くしなやかに生きていきたいと思わせてくれる、言葉です。

 

 

ありふれた風景画 (文春文庫)

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ガールズ・ブルー (文春文庫)

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